【怖いけど良い話】どこからかでてくるウジムシ

今から10年前の話。

2月なのに、

母の部屋の中で蛆が出現。

 

我が家は父が単身赴任のため、

母と私の二人暮らしだった。

 

気持ち悪いので、

すぐにとって捨てた。

しかし、その後も毎日出現する。

天井も床も開けてみたが、

犬猫や鼠の屍骸もない。

 

そこで、どこから出てくるのか

目張りでわかるかも・・と、

天井と床の隅を

ガムテープで目張りをした。

 

しかし、目張り部分には

1つもくっついていない。

 

でも、炬燵の上に10数匹の蛆が!

それを見ている時に、

上からまた1匹落ちてきた。

 

母はすぐ父に連絡をとり、

翌日、父は忙しい中、

休みを取って帰ってくることになった。

 

母は既に気味悪がって、その部屋を閉め切っていた。

そして父が帰り、

部屋を開けると1匹もいない。

 

毎日必ず出現していた場所を見てもいない。

父は「どこに?」と言いながら

あちこちを見て回ったが、

結局出てこなかった。

 

その日の夕方、

親戚から母方の祖父が

危篤だと連絡が入った。

 

急いで祖父宅へ行き、

既に意識のない祖父に

両親は声をかけた。

 

その時、

祖父の目から涙が一筋こぼれた。

そして祖父は亡くなった。

結局、2週間程毎日出現していた蛆は、

その後一匹も現れることはなかった。

 

しかし、その蛆のことがなかったら、

父は祖父の死に目に会うことはなかった。

 

そう思うと、

気味が悪いけど

『虫の知らせ?』と感じる。

・・・でも、

もうちょっときれいな

虫のほうがよかったかな・・・・。

じいさん、蛆は勘弁・・・・。

 

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