【怖いけど良い話】いじめの時代を助けてくれた女の子

僕が中学3年生の頃転校をしたんですが、

その転校先の学校で酷いいじめを受けた。

 

「女みたいな顔だ」

「チビ」

と最初はそんな感じでからかわれていたんだけど

言い返さなかったり

やり返さなかったりした

自分がいけなかったんだと思うんだけど

次第にエスカレートしていった。

 

ある日いじめグループに

トイレで囲まれ無理やりフェラチオさせられ

口に出されたそれを飲まされた。

 

事が済んでグループが去った後

僕は校舎裏(滅多に人が来ない)まで行って

ゲーゲー吐いた。

しばらくその場で泣いていたら、

ふと視線を感じ

顔を上げると下級生の女の子(バッジの色でわかる)が

立っていて「大丈夫?」と心配してくれた。

 

僕は「大丈夫」と答え

その場で黙って座っていた。

 

チャイムが聞こえてきたが

戻る気はなくそのままでいると、

女の子も僕の隣りに座り戻ろうとはしない。

 

「授業始まっちゃうよ?」

と言うと女の子は

「いい」と言い。

僕に「何で泣いてたの?」と聞いてきた。

僕は正直にいじめの事を話しました。

 

その子が優しく見守り相槌を打ってくれるので、

話しているうちにまた

ぼろぼろと泣けてきて

「もう死んじゃいたい」

と漏らしてしまった。

 

すると女の子は

「死んでも辛いことは変わらないよきっと」

と言い僕の頭をなでながら

「生きてた方がずっといいって」

と軽く笑うと

「私もいじめにあっているけど頑張ってる」

と言いました。

 

同じ境遇の人なんだと思ったら安心と言うか

仲間意識と言うのかよくわからないけど

すごく暖かく感じました。

 

何かあったらまたこの場所で話しよう

という事になりその日は別れました。

 

その後も僕へのいじめは続き

(トイレでの出来事ほど酷いのは減りましたが)

その度に校舎裏へ行きました。

 

行くと必ず女の子もいて

(後から来ることもありました)

話をしました。

 

僕も彼女もなるべく暗い話題を避けて

昨日あった面白い事や

思い出話などをしていました。

 

そこで彼女と話すのが

何よりもの救いであったのだと思います。

 

いじめグループが仲間割れしたのをきっかけに

徐々に徐々にといじめも減っていき

(それでも校舎裏へは顔を出していましたが)

卒業も間近に迫りました。

 

その頃には僕は彼女の事が好きになっていました。

「卒業式の日ここで会える?」

と言うと「いいよ」と言ってくれました。

しかし卒業式の日

その場所へ言っても彼女はいませんでした。

しばらく待っても来ない。

でも、どうしても会って話がしたかった僕は

職員室に行くと2年生の先生を訪ね

「○○(比較的珍しい苗字でした)さんは

今日欠席してますか?」と聞く。

すると先生は「○○って何年生の?」

「2年生です」

「ええっとちょっと待って・・・

いたかなそんな名前の生徒は」

と言ってしばらく名簿を調べていました。

 

「やっぱりいないな~。ほんとに2年?」

「間違いないと思うんですが・・」

「うーん・・3年前くらいに

そういう名前の生徒いたけどね・・

あの子亡くなったしな」

と語尾を曖昧にしていました。

結局彼女とは会えませんでした。

彼女が幽霊だったのか何だったのかは

いまだにわかりません。

 

でも僕は彼女に心より感謝し、

今でも親友だと思ってます。

 

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