【怖い話】不思議と恐怖を同時に体験

怖いような不思議なような話です。

昨日、昼間に駅で電車を待ってたんです。

普通に住宅地にある駅で、

田舎でも都会でもない街の駅です。

 

私は先頭車両に乗りたかったので、

ホームの端っこ辺りで電車を待っていました。

そうしてると何となく

ホームの下が気になるんです。

 

どうしても気になるので下を覗こうとした時、

私の腕を思いっきり

ホーム側に引っ張られました。

 

ふらふらっと後ろによろめいた瞬間、

通過する特急電車が

目の前をかすめたんです。

 

何が起きたか理解できない私の腕を引っ張ったのは、

若い女の人でした。

 

「電車が来てるのにそんな事してたら危ないですよ!

警笛が凄かったのに気づかなかったんですか?」

って言われて初めて気がついたんですが、

電車が来てた事も、

警笛を鳴らされてた事も全く気づかなかったんです。

やっと自分の状況が分かった時、

鳥肌が立ちました。

 

もし、彼女が腕を引っ張ってくれなかったらと思うと、

恐ろしいです。

ホームの端に目をやると、

何かが私を睨んでるです。

 

何だかボンヤリとして

顔ははっきりと分からないんですが、

とにかく睨まれてるんです。

 

ああ、アレに引っ張られそうになったのかな…

と思いました。

 

不思議なのはここからなんです。

私に大丈夫ですか、

顔色が悪いですよ、

と女の人が声をかけてくれてる時、

アレの腕がするすると伸びてきました。

 

女の人は全く気付いてないようでした。

今度は私ではなく、

助けてくれた女の人に手を伸ばしてるんです。

 

どうしよう、どうしようと思いましたよ。

ところが、その人にはどうしても

触れないみたいなんです。

 

足首やらふくらはぎやら引っ張ろうとするんですが、

どうしてもつかめないような感じなんです。

 

時々怖いものを見る事はありますが、

触れないっていうのは初めてみました。

 

しばらくして、電車が来ました。

私は大丈夫です、

と言って電車にその人と乗り込みました。

 

はやくその場を離れたかったんです。

平静を取り戻そうと、

その人のファッションチェックwをしてみました(笑)

とにかく、他の事を考えたかったんですよ。

 

ちなみに美人系で

黒いワンピースのボタンにはメデューサの顔、

ピアス、バングル、バッグは

あのお高いCマーク。

サンダルはグッチでした。

 

話し方も穏やかで、

お嬢様って感じでした。

そんな風に頭を切り替えようとして、

その人と次の駅まで話しながら

電車に乗ってたんです。

 

話の内容で一番ビクーリしたのは、

その人は車で出かけようとしたらしいんですが、

エンジンがかからない。

 

何度アクセルを踏みながら

キーを回してもかからなかったって…

 

ブレーキを踏まないとダメなんじゃないですか?

って思わずツッコんでしまいましたが、

その人の車は外車で、

エンジンがかかりにくい時は

アクセルを踏み込んでキーを回すと

エンジンがかかる事があるそうで。

ちょっと恥ずかしかったですw

 

で、仕方がないから

電車で出かける事にしたらしいんです。

 

駅に着いてからディーラーに電話しながら、

ホームの端っこに着いたら

凄い電車の警笛と、私が頭を…

それで慌てて走り寄って、

腕を思いっきり引っ張ってくれたらしいんです。

 

私が線路に落し物でもして、

何かを探してると思ったそうで。

その辺りで次の駅に着きました。

その人は乗り換えという事で、

お礼を言ってそこで分かれました。

ホームの端から見えたアレよりも、

この凄い偶然に物凄く驚きました。

 

こんな事ってあるんですね…

 

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