【怖い話】鳴るはずのない電話

自分の父親が病気で重態だった

時のことなんだけど・・・。

 

毎日、朝の9時から夜の9時まで、

病院で付き添いをしていた。

 

泊り込みの付き添いは、

禁止されている病院だった。

 

その頃、

東京に住んでいたから、

ノートパソコンだけを

実家に持ち帰った。

 

帰宅すると、

父親の書斎の机の上にある

電話ケーブルを抜いてPCに繋ぎ、

ネットを楽しんでたんだよね。

 

母親もいないし、

実家には自分一人っきりだったけど、

生まれ育った家だし、

怖くはなかった。

 

ある夜、

深夜2時を回ったくらいだった。

 

いつものように父親の机で

PCに向っていると、

目の前の電話が鳴った。

 

受話器を取ると、

「父が危篤に陥った」

という病院からの知らせが・・・。

 

とりあえず病院まで

急いで行ったが、

その日の夜のうちに、

父は帰らぬ人となってしまった。

 

親戚に後を頼んで、

父を迎える準備をするため、

家に戻った。

 

そこで自分の目に

飛び込んできたのは・・・

ケーブルが抜かれたままの電話機。

 

ケーブルは、ノートPCに

繋がれたままだったんだ。

鳴るはずのない電話だった・・・。

 

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