【怖い話】パチンコ屋の声

1年ぐらい前の話。

 

大学の友人がパチンコにハマってて勝ち続けてた。

まだパチ歴2ヶ月なのにトータルで

15万買ったとかそんな話を延々と聞かされて

羨ましい限りだった。

 

「お前もパチンコ打って見ろよ、

ビキナーズラックってあるもんだぜ」

 

なんてそいつが言うもんだから、

俺はとりあえず1万円持って

そいつとパチ屋に行ったわけよ。

 

20歳にして初めてパチ屋に行った最初の印象は

うるさい、臭い、気持ち悪い、だった。

 

いい年こいたおっさんおばさん、

だらしのなさそうな若者、

くたびれた爺ちゃん婆ちゃん。

色々な人種がなんか無表情だったり

悲壮感溢れる顔で台に座ってなんか握ってんの。

 

うわぁ、パチ屋ってなんか痛いな……。

とりあえず俺はそいつに適当に打ち方教えてもらって

適当に台選んで打ってみた。

 

そしたら1000円で確変突入。

ドル箱が3つになった。

5分もしないうちに+11000円。

さっさと換金しようと呼び出しボタン押して

タバコふかしてたわけよ。

 

そしたら隣の席のおっさんが

めっちゃこっちを恨めしそうに見てるのよ、

ここまでパチ屋って

人間性の低い奴しかいないのかと正直ドン引きしたね。

ちなみにその日は友人が2万負け。

 

まぁその日から案の定パチンコに俺ははまった。

結果3ヶ月での総合収支はマイナス5万弱。

 

アホらしくなってきたので、

最後に自分の好きな台のイベントで

打って終わりにしようと決意。

 

大学の帰り、夕方にパチ屋に行くと

やはりイベントの台の席はなかなか空いていなかった。

 

30分程ウロウロしてイベント台のシマを見ていると

台から立ち上がりおっさんが去っていった。

 

すかさずそこに座りデータを確認。

そこそこの台だったので最後の軍資金投入。

軍資金は1万円。

 

そして3000円で連チャン。

最終的にはドル箱が12箱。

俺はタバコに火をつけ打つのをやめ

しばらく勝利の余韻に浸っていった。

 

そしたら急に俺の真後ろから女の声で

「死ね」

って言われたのよ。

 

マジで人間性を疑うぜ負け犬が。

思いっきり後ろを振り向くと

普通に爺さんが台に座って打ってんの。

 

あれ、おかしいな……

マジで真後ろから聞こえたのに。

慌ててそのシマを見渡してゾッとした。

 

女の客が一人もいなかった。

俺の席は列の真ん中あたりだし

すぐに後ろを向いたから

逃げる時間があったとは考えられない。

怖くなって呼び出しボタン押してから

逃げるように家に帰ったよ。

 

そっからパチ屋には行ってない。

元々やめる気満々だったし何よ

 

何よりあの女の声。

マジで思い出すだけで鳥肌立ってくる。

 

怨み、嫉妬、憎しみとか

そういった負の感情とか念をごちゃまぜにして

全力でオカルティックに

「死ね」

って感じだったからね。

まぁ幽霊でもオバケでも妖怪でも

俺の空耳であってもパチンコをきっぱりやめれたのは

ある意味あの声のおかげかもしれない。

 

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