【意味がわかると怖い話】勝手に落ちるテレビの主電源

深夜に布団をかぶって

ベッドに寝転びながら携帯いじり。

 

横向きになって

壁の方を向いて寝転んでいたが、

同じ姿勢は疲れるので

仰向けになったりまた横向いたり。

 

壁と逆の方では見る気もない深夜番組を、

小さなテレビが垂れ流していた。

 

厚手のカーテンで外の明かりも入らず、

テレビと携帯の明かりで白みがかった部屋。

 

シンとした中で

テレビの雑音だけが

ざわざわと騒がしかったが、突然

 

――プツン

 

と、テレビの電源が落ちた。

途端に部屋は暗く、

静かになる。

 

ハッと振り向くが

もちろん部屋には一人きり。

携帯の明かりだけが部屋で光っている。

 

携帯をパクンと閉じる。

しばらくして携帯の

サブディスプレイすらも消えると、

電灯の紐の先についた

蛍光プラスチックが仄かに光るだけで、

部屋はほぼ完全な暗闇になった。

 

停電か?と思い

その電灯の紐をひっぱってみると、

普通に点灯。

 

おかしいなぁ、

と思いながらもテレビをつけようと

リモコンを探すが、

見当たらない。

 

仕方なく主電源を押すと、

これもまた問題なく番組が流しだした。

電灯を消して再び横になる。

携帯を開こうとすると

 

―プツンー

 

再び暗くなる部屋。

なんだ、このテレビもう壊れたのか?

といぶかしむ。

 

仕方ないなぁ、

とテレビの方に向きなおると

 

―プツン―プツンー

 

一瞬電源が入り、

またすぐ消えた。

 

ここにきてさすがになにか気持ち悪いぞ、

という思いが沸きはじめた。

 

しばらく真っ暗な部屋で

じっと息を潜めて見るが、

テレビは消えたままだ。

 

なんだか気持ちわるい。

もう寝てしまおうと

布団を頭までかぶり、

ごそごそて寝る態勢を整える。と、

 

―プツンー

 

テレビの音が聞こえだした。

同時にお尻の下に硬い感触。

ああ、なんだ、

リモコン踏んでたのか。

どうやら布団の下に

リモコンが入りこんでしまったらしい。

 

もぞもぞと取り出すと、

やはりそれはテレビのリモコンだった。

安堵の息をはく。

オチもついたしもう寝よう。

 

リモコンの電源ボタンで

テレビの電源を落とした。

 

部屋にはテレビの主電源の

小さな光が赤く光っていた。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)