【ゾッとする怖い話】温泉旅行

一瞬凍りついた体験。

俺、旅行が好きでこれまで色んな所に行きました。

 

これは、去年の冬に同業の仲の良い7人で温泉旅行へ行った時の話。

寒い冬俺らにとっては最高に待ち侘びた季節だった。

7人全員がスノボ好き。

夏からスノボと温泉旅行を企画してた。

 

朝方に仕事が終わり次第待ち合わせ。

7人全員そろったところで新幹線に乗り込み、

皆テンション上がってました。

 

新幹線の中でビールを飲み、

くだらない話に花を咲かせ…

そうこうしながら予約をしていた旅館に到着。

 

勿論速攻でナイトに行きました。

これでもかっ!

つーくらいに滑ったあと旅館に戻って、

皆で露天風呂に入りました。

 

風呂あがってから7人で一つの部屋に集まり、

またくだらない話をしてました。

 

話の途中ビールがなくなり、

俺とNで、旅館入口近くにあった自販機のビールを買いに行く事に。

 

そんとき俺はほろ酔い。

Nは、あまり酒を飲んでなかったから

俺は絡みながらついていきました

Nが自販機でビールを買い、

話ながら部屋にもどる途中Nの足が止まった。

 

俺「どーしたん?」

N「あれ…何?」

…と、Nの指差す方向は非常灯。

俺「ひじょーとー?」

N「違う…あれだって…」

 

もう一度Nの指差す方を見る俺。

流石にこの時は酔いも吹っ飛んだ…

非常灯の下のドア…

消火器が置いてあるすぐ隣りに何かいる。

 

Nに手を引かれ、

抱えてたビールも落とし、

速足で部屋にもどった。

 

部屋の戸を開け、

皆が俺らの顔を見て驚く。

「どーしたのっ!?」

まだ何も言っていないのにSを筆頭に口を揃えて言う。

 

Nが説明しようとすればするほど言葉につまり…

やっとNが説明できた時…

円を描いて座って居た俺らの部屋には、

異常なまでの空気が流れてた。

 

いくら霊感の無い奴でも明らかに察知できるほどの空気。

R「何か…やばくない?」

Y「…やばいね」

L「これってさ…ユーレーってやつ…?」

皆完ッ全に固まってた。

 

なんか、このままだとマジでヤバイ感じがしたから俺が言った。

「とりあえず…忘れよ!

せっかく遊び来たんだから飲もッ!

N全然飲んでないじゃん!

飲めよ!」

 

そうして気をとり直し飲み直し始めた。

飲みを再会してから1時間くらいかな?

ゲームをする事になった。

 

山手線。

お題は「都道府県名」

ゲームは中々盛り上がった。

 

酒も入ってたし、

罰ゲームもあり笑い転げ、

今思えばほんの1時間前は、

あんなにビビってたのに何故忘れられたかも不思議なくらい、

すっかり忘れてた。

 

お題は変わって、

【ブルーな気持ち】

これも楽しかった。

笑った。最初の1周目までは…

 

Nから始まり、L、S、R、Y、T、俺の順だった。

なかなか順調に進んで、

俺が答えて2周目に入りNが答えようとした時に、

ことは起きた。

 

リズムに合わせ、手拍子をした瞬間…

 

『死にたい時…』

 

明らかにNの声じゃないのは皆分かった…

そして、その声はそれぞれの耳元で聞こえた。

 

皆、完全に固まった。

皆、動けなくなった。

 

血まみれの女の顔が背後から覗き込むように

それぞれの顔の横にあったから

その後、気が付いた時には日も昇りきった昼間だった。

 

俺らは円を描いて座っていた状態から、

誰一人として動いた様子はなかった

目を覚まし、

皆顔を見合わせたそれだけで、

夢ぢゃない事は分かった

Tチャンが口を開き

「……見たよね?」

皆が頷いた

Lが泣きそうなSの頭を撫で、驚いた

 

驚いたLの手には黒く血が染みついたような土が

Sの頭には土がかなりついていた

Sだけじゃなかった…

みんな全員…

 

血の気が引いた

その日も朝から滑る予定だったが、

とうていそんな気にはなれず、

皆、土に塗れた頭を洗いに風呂に入り荷物をまとめ、

旅館を後にした。

 

帰りの新幹線の中、

皆黙りこくってた。

 

何も言わず皆俺の家に集った。

家に着きリビングに集まり、

一息着いた時

 

R「気付いてたと思うけど……フロントでチェックの時……手続きした人………」

全員が重く頷いた。

 

フロントでチェックした人は、

あの血まみれの女だった

女は女将だと思われた。

 

俺はネットでNと旅館を探し、予約した。

 

当然履歴も残っているはず

皆で確認した。

……が、

予約履歴はおろか、

旅館は七年前に閉館し存在していなかった。

 

これは作り話でもなく紛れもない本当にあった体験談で、

7人しかしらない話です。

 

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