【ゾッとする怖い話】路地のパトランプ

うちの近くの住宅街にある変な路地の話です

 

そこは住宅街だから路地の両側は

家がずらっと並んでるんだけど

なぜかどの家も通りに面した部分は

人の背丈よりも高い塀で囲われてて

出入り口は門扉がきっちり閉まってる

 

しかも二階の窓は雨戸を閉めてるか、

窓自体が無い

 

通行人の目を気にするにしては少し異常な感じ

路地の途中には小さな祠が立ってるんだけど

その祠の上になぜか赤いパトランプが置かれてて

初めは誰かのイタズラだと思ってたんだけど

先日、夜にその路地を歩いてたら

そのパトランプが急に回りだして

消防車のサイレンみたいな音が鳴り始めたんだ

 

俺はびっくりすると同時に、

自分が不審者だと思われてるんじゃないかと思って

激しくキョドってたら、

前から青い服着た女性が歩いてきた

 

女性は両手にそれぞれハサミと手鏡みたいな物を持ってて

顔からは何やらプラプラ垂れ下がってる

よく見るとそれはパーツでした。

顔の瞼や鼻、下唇が切断されて

皮一枚でダランと垂れた状態で

顔中ズタズタに裂けて奥の骨まで見えてるのに

血は一滴も出てない

 

俺はキョドってる上にショックと恐怖で脳が停止し、

動けなくなってしまった

 

女は俺に向かって真っ直ぐ歩いて来た

たぶん殺される。

それが本物の人間かどうかは分からないが

殺気とは違う、

自然界の摂理のような抗えない恐怖だった

女は俺の前で立ち止まり、

顔を覗き込んで

「どこ見てんのよ」と言った

俺は声も出せず、

ただひたすら泣いていたと思う

女はしばらく立ったまま俺を睨んでたが、

また歩き出して何処かへ消えた

とたんに力が抜けてへたり込み、

サイレンも止んだ

あとでいろいろ聞くと、

その路地は昔から色んなものがよく通る道なんだとか

大抵は害のないものらしいけど、

たまに凶悪なのが来るので

住民が警報装置としてパトランプを設置したらしい

パトランプはチベットの骨董店で

手に入れたとかで謂れは知らない

 

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