俺が中学生だった頃の話。
当時俺は恥ずかしながら苛めっ子のクズ野郎だった。
季節は秋の終わりごろ、
その日俺は学校で先生達にいじめの事で呼び出され説教をくらった。
先生達からの説教が終わり家に帰り始めたのが夜の10時半ごろ、
俺の住んでる町は駅前だけ栄えている
中途半端な田舎な訳で駅から離れると
たちまち電灯の少ない田んぼ道 。
そんな田んぼ道を歩きながら
また怒られたよとか先公うぜえとか考えていたらいきなり
「反省のない小僧だ」
と後ろから声が聞こえて来た。
慌てて振り返るとそこには青白く光る大きくて真っ白な狐が立っていた。
俺はビビって半泣きになりながら走って家まで逃げ帰った、
それからもういじめは辞めた、
またあの狐がでたら怖いから。
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