小学生3年生の時、
海岸のそばのホテルに
家族で泊まった時のこと。
ちょうど今ぐらいの季節で
湿っぽい曇りの日だったが、
夕食後に二人の兄と三人で海岸に出た。
私が「星見えないねー」と言ったら、
小六の上の兄が真上を指さして
「晴れろ!」と言った。
そしたら、その途端
ちょうど私たちの真上の雲が
するすると消えて、
ぽっかりまんまるい穴が開いた。
それ以来、私と小五の下の兄は
「すげえ~兄ちゃん超能力あるんだ!!」と、
上の兄を尊敬の目で見るようになった。
それから何カ月かして、
みんなでテレビを見ていたら、
誰だったかお笑い芸人が
まったく同じ経験談を話していたが、
一緒に出ていた
精神科の医者だと言う人が、
「あなたはその時、
自分が異常なことを
考えていると思いましたか?
自分で変だと思ったなら大丈夫だけど、
本気で超能力だと思っていたのなら病気です」
と真顔で解説していたので、
私たち兄妹三人ともヘコんだw
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