小学校の頃、
勉強が嫌いだった。
だからいつも学校が終わるとすぐに
外に遊びに行ったり、
テレビを見たりしていた。
もちろん宿題があればやらなきゃいけない。
でもその日は、
いつまでもぐ~たらして
机にも向かわずにいたと思う。
そんな時、
台所で夕食の支度をしていたお母さんが
「早く、勉強しなさい!」
と怒りながら叫びだした。
そんなのはいつものコトで、
自分だってわかってる。
その場は適当に返事をしておいた。
しばらくたってからも
相変わらず勉強なんぞしちゃいない。
「早く、勉強しなさい!
っていってるでしょ!!」
とうとうお母さんが台所から
自分の居るところまでやって来た。
手には包丁・・・。
包丁を持ってどんどん近づいてくる。
両手で持ってる。
目がテンパッテル。
「何度言っても何で勉強しないのッ!!」
「アンタを殺してワタシも死ぬッ!!」
やばい、やばいこの人やばいよ・・・
自分の親ながら、
この人本当に洒落にならんほど
怖いと思った瞬間。
結局・・・
泣きながら謝りましたよ、必死で。
そんな事で死にたくなかったからね。
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