あるところに、
とても物知りの若者がいた。
ある男が彼に質問した。
「なあ、
悪魔を呼び出せば、
3つの願いを叶えて
くれるんだろう?」
「そうらしいな」
「もしあんたが悪魔を呼んだら、
どんな願い事をする?」
「そうだな、1つ目は、
俺が健康なうちに残り2つの
願いを叶えてくれだ」
「なるほど、考えたな。
じゃあ、2つ目は?」
「俺が若いうちに最後の願いを
叶えてくれだよ」
「え?じゃあ3つ目の願いは
何なんだ?」
「それがなあ・・・。
実はまだ決めてないんだよ」
その時、
どこからともなく恐ろしげな
声が聞こえてきた。
「早く最後の願いを言ってくれ!
一体何百年待たせたら
気が済むんだ!」
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