【謎な怖い話】謎の駅と男

1週間前に長野と群馬の県境にある山に登山に行ったんだ。

(これでわかる人は簡単に場所特定できると思う)

 
頂上で朝日が見たかったから、2時前には山の麓まできていた。

もうその山は4度目の登山だったから
ナビも設定しないで山道に入った。

荒れた一本道の山道で5kmほどいくと山荘と登山道があるので、

いつもその駐車場に止めるんだ。
夜で暗かったけど、見慣れた看板もあったし、

まったく心配せず進んでたんだけど
いっこうに目的地に着かなかった。

 
一本道だから迷う事ないけど、

新しく山道できて迷ったのかと思って携帯のマップみたんだ。

そしたら時計を見たら0時30過ぎだった。

あれ?俺さっき麓では2時だったように見えたんだけど、寝ぼけてたかな?
と思いながらGPSと登山用の地図で場所を確認して

間違ってないように見えたから一本道を進んだんだ。

でも、正直このときもっと自分を疑っていればって今でもちょっと後悔してる。
で、その後も車でゆっくり道を進んでいったんだ。
30分くらいかな?なにか建物が見えてきたんだよ。
おぉ、山荘ついたかな?とおもったんだけど、

なぜか車止めのフェンスがあって通れなかったから
そこに車止めて徒歩で行く事にしたんだ。

でもそこで俺が見た建物は見慣れた山荘なんかじゃなかったんだよ。

そこにあったのは駅。

しかも電気が1カ所だけついてて、

どこから伸びてるか暗くて見えないけど
まだ使われてそうなさびてない線路が横を走ってた。
どうやら俺は線路沿いを車で走ってたみたいなんだ。

もちろん電車なんか今まで見た事ないし、

こんな所電車が通ってるはずも無いと思った。
その時は貨物車の非常待機線かなにかかと思った。

それでまぁ、気になったし駅に近づいてみたんだよ。

 
駅は単線?の駅でコンクリートで出来ていて、

そこまでボロくはなかった。
灯りは1つだけ、

でもこれが今にも消えそうな電灯で写真は取ったけど、

うまく映らなかった。
駅には看板があった。

ひらがなで何か書いてあったけど、

擦れていて錆もあり良く読めなかった。

 
とにかくひらがなの駅名だった。

ホームの端っこから先は山になっていて、

トンネルが通っていた。

ここからが問題で、
そのトンネルを覗いていたんだ。

やっぱり興味あるからね。
そしたら、トンネルの奥の方から太鼓の音みたいなのが聞こえたんだ。
持ってたライトで照らしてみたものの真っ暗で何も見えないし、

太鼓の音は段々近くなってきたんだよ。

人がいるなら道も聞けるし待ってみようと思って
「すみませーん」とトンネルに向かって声をかけたんだ。

するとピタッと太鼓の音が止まって辺が静かになったんだ。

次の瞬間良い歳こいて小便ちびりそうなくらいびびった。
何となく振り向いたら後ろに人が立ってたんだよ。
「どうされました?」
って聞かれたから、ちょっと怖かったけど
「道に迷ってしまって・・・」

と今までの経緯を話してみたんだよ。
でも、よく見るとその人の装備が変なんだよ。

まず、ライトを持ってなかった。

こんな夜中に登山するのにライト持ってないのはおかしい。
というか素人でも持ってくる。

つぎに服装。

10月も中旬になるとフリースやダウンきるもんなんだけど、
その人は見た所10年以上前の

レトロなまるでスキーウェアのような格好だった。
そんな厳寒期用の装備で登る人は珍しいと思いながらも

地図を見ながら説明してくれたんだ。

その人が言うには、

このトンネルを徒歩で抜けると村が有るから今日はそこで泊まって、

日が明けてから登り始めればいい
という事だった。
まぁそうしようかと思って、

トンネルに入っていこうとした時

 

携帯に現地で待ち合わせをしてた大学の同期から電話がかかってきた。

こんな山奥でも携帯繋がる時代で良かった。。
と思いながら、今の状況を話すと
「そんなのあり得ない!絶対トンネルなんか入ったらダメだ!!!とにかく車に戻れ!」
とスゴイ強く言われた。

「迎えにいくから、GPSの位置情報送って」

と言われたので送ったら
友達は言いにくそうに
「これ、ホントに合ってる?」

と聞いてきたから
読み上げてもらって確かめたんだ。

そしたら

「え、お前の場所、今ココだよ?」

 
俺も訳が分からなくなってその時は混乱したけど、

要するに友達のいる位置情報と

おれのいる位置情報がほとんど隣接した点にいるという事。
GPSの誤差はかなり小さいので

車のクラクションで位置がわかるって言うから、
そのスキーウェアの人に断って車に戻ったんだ。

でクラクションを鳴らした。

「え、聞こえないけど?」
と友達。
「いやいや、冗談辞めてくれよ。俺一人でちょっと怖いんだから」
「マジだって!」
と少し喧嘩気味なやり取りをしてたんだ。
すると、さっきのスキーウェアの人が車の所まできて

「もう時間だから行かないと。あなたも僕ときた方が良いですよ」

となんか強引に車から降ろそうとしたんだよ。

なんか変だなと思って
「いや、友人が近くにいるみたいなんで、車で待機しておきます」

って言ったんだ。
ここでついて行かなくてホントに良かった。。

それで、携帯で電話をかけながら待ってたんだ。
電池が切れるみたいな下手なネタとは違って
登山の時は4回フル充電できる

外部バッテリーもってきてたからよかった。

その間にスキーウェアの男の人は

ちょっと連絡手段ないか村に確認しに行くって

トンネルの中に消えていったんだ。
それから30分くらいかな?

結局また2時過ぎになるまで動かないで待ってたんだけど、
友人から

「結局近くにいるはずなのに見当たらない。ほんとに線路なんてあるの?」
「この辺電車なんか通ってないはずだぞ?寝ぼけてるんじゃない?」
と疑われながらも、

こっちとしてはなにもできない。

ちょっと小便と思って、

外に出たらトンネルの脇にまだ山道が続いてるんがわかったんだ。

 
もう何もできないしGPSも携帯も地図もあるから行ってみるかと思って、
荷物をまとめて進んでみることにした。

 
登山するくらいだから夜中の森の中を一人で進むのには全く抵抗なかったし、
カシミールの地図と高度計もあるので

確実に山道を上っているのはわかってたんだ。
山ならいつかはほかの山道に合流するだろうと思い

とにかく上を目指した。

歩くこと25分、進んだ距離は1.3km、

高度は確実に50mほど上がった。

でも、なぜか俺の車がそこに見えたんだよ。
白い車だからライトあてるとすぐにわかる。
え、おかしいなと思って高度計確認すると元通り、
カシミールのログだけは残ってたけど、

確実に地図は進んでる。

でも、時間はなぜか2時過ぎ。

つまり時間が完全に進んでない。
アナログ時計も携帯の時計も一切進んでない。
さすがにこうなると、わけがわからず混乱していた。
山っていうのは迷った時は基本的に戻ってはいけないんだ。
というのは登れば何かしらの頂上にはつくけど、

下るとどこに行けるかわからない。

 
山と森がつながっている場合は遭難する確率が非常に高いから。
でも、もうとりあえず来た道を戻ろう!

それしかない!

と思って車に乗ってどうにか旋回しようとしてたんだ。
もちろん山道みたいな狭い道だから旋回は至難の業。
で、バックビューモニターみたら

スキーウェアのあいつ等がいたんだよ!!
急いでたからギアバックにいれっぱなしで、フェンス壊した。

アクセルに入れなおして急いで山道を降りた。
でも、ここまでで記憶がない

どうやら俺失神したみたいで、

次に気づいたら山荘まで運び込まれてた
警察とか救急車もきてた。

しかも、なぜか手足が重度の凍傷にかかってたみたいで即入院
いまも足の痛みで車イス生活してる。

治るには治るみたいだけど
後日警察から届いた私物の中に

「厳寒期用のスキーグローブ」が混じってたんだ
さすがに恐ろしくなった

たぶんスキーウェアの人?のモノなんだよ。

なぜか車にあったらしい
処分したいのはもちろんなんだけど、

今特に問題も起きてないしどうすればいいか困ってる。
でも家族のこと考えるとどーにかしたいんだ。

だから足が治ったら、

11月にもう一度同じ場所に行ってくる。
なんだか行かなきゃイケない気がするんだ

 

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