よくドッペルゲンガーの話が出てくるけど、
私も体験した。
いや、私ではなくて私たちかな?
私は千葉の新興住宅地に住んでいる。
この間成田空港と繋がった
あの路線沿いの、
駅前にイオンモールがある駅。
私が大学生の途中で引越したので、
この辺りには全然知り合いがいなかった。
そんな場所なのに、
引越した直後から
何故か周りの人が
手を降ってきたり声をかけてきた。
見知らぬおばちゃんが
「りえちゃん(私の本名)久しぶり!
また遊びにきてね!」とか、
ジャスコの店員さんが、
「私、妹さんと部活で一緒だった◯◯です。
また遊ぼうねってお伝えください!」
って言われたから妹に伝えたら、
「誰それ?知らないw
一体誰と間違えてるんだろうねww」
みたいな風に、
とにかく誰かに間違われまくった。
母もジャスコの店で
「またパート来てくださいよ~」
と勧誘されたり、
初めて行った
犬グッズの店のお姉さんに、
「モモちゃん元気だった?」
って犬までドッペル。
なんかおかしいな…
と思っていたある日の夕方、
電車から降りたら、
うちの父がホームで
誰かと歓談していた。
あれ~会社の人と偶然会ったのかな?
と思って声を掛けるのはやめたんだけど、
一応…と思って
父の視線に入るように歩いたら、
父が気づいて
「おっ!」
という顔をした。
私もにっこり笑って、
そのまま自転車に乗って
先に家に帰った。
…つもりだったのに、
自宅の自転車置き場に父がいた。
夕食を食べながら説明したんだけど、
見間違いということにしておこう、
という結論になった。
でも、実の娘が
お父さんを他人と見間違うかな…
と釈然としなかった。
あれから10年位経ったんだけど、
未だにたま~に誰かに間違えられる。
自分のドッペルに会うと
死ぬっていうけど、
家族全員で一気にドッペルに会ったら…
と思うとなんかおっかない。
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