女に振られた腹いせに、
「俺を忘れられなくしてやる」
と言って水の張った浴槽に彼女を入れ、
手錠で両手を管に繋げ、
男も彼女と向かい合うように
浴槽に入った。
ギュウギュウ状態の浴槽で
男は包丁を手に持ち、
自分の耳を削いだり、
舌を刻んだり、
色々して自ら絶命した。
縛られて動けない彼女が、
いくら叫んでも助けは来ない。
目の前の男は腐り果て、
蛆が湧いている。
叫び疲れて、
喉もカラカラ。
我慢出来なくなった彼女は
とうとう、蛆と屍肉と血が混ざった水を
口にしてしまう。
救助されるまでの数日、
その水を飲み続けて
生き過ごした。
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